iceberg theory holdings

  • General
2021/06/29

「判断のものさし」弊社の理念ができるまで

こんにちは。
スペラボ管理部の、すーぱーどらいです。

読者の皆様、大切にしている言葉や想いはありますか?

弊社スペラボは創業12年目となる2021年に、自分たちが大切にしている想いを明文化しました。この記事では、そのうちの「企業理念」から、もっともスぺラボらしさが感じられる「価値に奥行きを、世界に感動(ワクワク)を」をチョイスして、理念新設の理由、決定までの道のり、理念が意味する想いについてお伝えします。

目次▼
①創業10余年、企業理念新設の理由は?
②社員全員参加スタート!こうして理念は決まった
③ワクワクこそがスぺラボなんです
④まとめ

①創業10余年、企業理念新設の理由は?

創業10年を迎える頃より、労務環境の整備や会社行事の在り方など、物事の判断基準を必要とする場面が多くなりました。
当初から、従業員に寄り添い、個を大切にする判断を継続してきましたが、一つの事柄に対する良し悪しも人それぞれ。
従業員数が50名を超える大所帯になった頃には、ひとりひとりの想いが縦横無尽に行きかっているような団体が形成されており、組織力が薄れ、団体である強みが発揮しにくい状況が生まれていたのです。

個性を活かしつつも、組織を強靭なものとしていきたい。

そんな思いから「理念」を明確化し、判断のものさしとして自分達の選択にブレを生じさせない事を目指しました。

②社員全員参加スタート!こうして理念は決まった

基準を作るために、社員全員の相互理解からスタート。
同じ会社の社員同士であっても、生まれ育ってきた環境はそれぞれ。
お互いを知り理解し合う姿勢を持つ為に、入社前までの人生をシートにまとめて発表するというまたとない機会からスタートしました。

どんな会社にしたいのか?どんな未来を創りたいのか?

想い描く理想像を言葉にしてアウトプットし、質問し合ったり、共感を伝えるなどコミュニケーションを重ねました。
大多数を占めるCGクリエイターはスペラボの今を理解し、目指したい会社の未来像を思い描いていました。この時スぺラボが向くべきベクトルが定まったように思います。

明らかになったスタッフ達の想いから重要度・共感度が高いものを軸とし、仕上げにディレクター以上のメンバーで話し合った結果、
「価値に奥行きを、世界に感動(ワクワク)を」という理念が生まれました。

③ワクワクこそがスぺラボなんです

日常業務のさなか、ふと考えさせられるような瞬間に「理念」「社是」「社訓」を判断のヒントにする事ができるように額縁に入れてオフィスに掲出してあります。

この中の企業理念「価値に奥行きを、世界に感動(ワクワク)を」に込めた想いについて説明します。

この言葉には大きくわけてふたつの気持ちが込められています。
ひとつめは、ものの見方や考え方に深みを持たせるということ。
ふたつめは商品に触れるお客様にワクワクしていただきたい。そして制作側である私達もワクワクする仕事がしたい。ということです。

物事の表層部分だけを見るのではなく、深く考える事を重要視しました。
例えば、弊社商品の「3DCG」も、価値に奥行きを与えた代表例です。2次元で作成された図面に奥行きを与える事で価値を生み出しているところが、理念の「価値に奥行きを」という部分に通じています。

後半の「世界に感動(ワクワク)を」の部分。
……えっ?ワクワクという表現がチープ?いや、この言葉にこそスぺラボの性格が表れているので、あえてそうしたのです。
自然に「凄い!」と言葉が出てしまうような心の高鳴りを、この言葉で表現しています。
商品に触れるお客様も、制作側である私たちも「ワクワク」する仕事がしたい。
私たちはワクワクする事が価値ある事と捉えており、それを世界中に展開していきたいという想いです。

④まとめ

ふりかえってみると、理念を定めていなかった10年間に歩んできた道のりも、今回新設した理念と大きなズレがない事に気が付きました。

例えば、自社企画の「デザイナー交流会イベント」や、ディレクター主催の「部下をねぎらう忘年会」などは、ワクワクするからこそ開催してきたスペラボ史に残る行事です。スペラボの「理念」はブレていなかった事を裏付けています。

▼この記事を書いた人